2020/10/12 次郎丸嶽・太郎丸嶽登山道の地層その1(標高120mまで)
久しぶり記事をアップします。
いよいよ秋になりました。野外で過ごしやすい時期です。
先日、次郎丸・太郎丸嶽に登りました。登山道は登山口から頂上にかけて
地層が露出しているため、地層の観察をしながら登るのも面白いかも
と思いました。地層は麓から頂上にかけて3つの層に分かれています。
今回は、麓から標高120m付近まで露出する姫浦(ひめのうら)層群について
紹介します。
○標高約120mまで
標高の低い場所に露出する地層は、灰色の細かく砕ける頁(けつ)岩または泥岩から
なる「姫浦層群」(ひめのうら)です。登山道では、深くえぐれた道を作ります。ま
た、岩石が細かく砕けて、ザラザラした小石の散らばる地面になります。
この地層は約8500万年前(中生代白亜紀後期)の深い海の底で堆積してできたもの
です。とても運が良ければ、アンモナイトなどの化石が見つかるかもしれません。
地層の堆積した様子が線になって見えています
登山道には地層の傾きが分かる場所もあります
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