上天草市姫戸町の白嶽湿地ではハッチョウトンボ が飛び始めました。
このトンボは日本一小さい種で、世界でも最も小型の種の一つです。なんと、
翅を広げた大きさが一円玉よりも小さいのです。広い湿地でこのトンボを探す
のははっきり言って大変。でも、探す手がかりはあります。成熟した雄は体が
真っ赤になるのです。トンボを見たい方は、次の条件を満たす場所を探してみて
ください。
1. 日当たりの良い場所。
2. 開けた水深の浅い場所。
3. 背の低いイネ科の草が集まっている場所。
この様な場所では、オスが縄張り争いで、複数飛び交っていることがあります。
メスは体の色が目立たないので、さらに大変です。メスはメスたちが好む場所
に複数いることがあります。慣れてくると腹部の虎柄の様な模様が目に飛び込ん
できます。
このトンボはとても希少で、県が指定する希少動植物に指定されているため
県の許可なく捕獲することができません。可愛い姿を画像や映像で残しては
如何でしょか。
ハッチョウトンボ のオス
ハッチョウトンボ のメス
2023年06月28日更新