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御所浦白亜紀資料館スタッフです。
第4回となる今回の白亜紀資料館だよりは、前回の「オリジナルぬりえ」の紹介の続きになります。

前回は

・てらのくん(化石発掘ver.)
・アマクサゴショウラムカシウオ(ぬりえ用復元イラスト)
・ティラノサウルス(ぬりえ用復元イラスト)
・タルボサウルス(頭の骨)

以上4種のぬりえのうち、てらのくんとアマクサゴショウラムカシウオについてご紹介しましたね。

今回は前回紹介できなかった残りの2種類、「ティラノサウルス」と「タルボサウルス(頭の骨)」をご紹介したいと思います!
また、下絵と一緒に資料館スタッフが色付けした作例も併せてご紹介します。
オリジナルぬりえのデータは白亜紀資料館のHP内にございますので、ダウンロードしてご自宅のプリンターから打ち出してご利用ください。


さて本日最初にご紹介するのは、皆様ご存じ「ティラノサウルス」のぬりえです。
資料館たより4-1

ティラノサウルスはもっとも有名な肉食恐竜で、白亜紀末期の北アメリカに生息していました。
今回の作例では現実の爬虫類を参考に体に模様を描き足しました。
また、ティラノサウルスの一部の仲間には羽毛が生えていたものもいたと考えられていることから、羽毛の名残も描き加えてみました。
資料館たより4-2
日常でもティラノサウルスのイラストを見る機会は多く、バリエーション豊かな色や模様で復元されているのを目にすることもあると思いますが、実はティラノサウルスに限らずほとんどの恐竜で実際の体の色や模様はわかっていません。
ですので、現実の爬虫類や鳥類の模様を参考にしたり、生息していた場所や環境から色合いを想像したりして塗っていただくのもいいですし、もしくは完全に自由な色や模様で個性豊かに塗り上げていただくも楽しいと思います。


最後に紹介するのは「タルボサウルスの頭骨」です。
このぬりえは白亜紀資料館で実際に展示している標本を元に作成したものになります。
資料館たより4-3

タルボサウルスは「アジアのティラノ」とも呼ばれているティラノサウルスに近い種類の恐竜で、白亜紀末期のモンゴルや中国に生息していました。ティラノサウルス科の中でも最大に近い種類で、その大きさは全長10-12メートル、頭の骨だけでも1.3メートルになるような化石が報告されています。
作例では実際に展示しているタルボサウルス頭骨のレプリカを参考に影をつけて、ちょっとリアルに色付けをしてみました。
資料館たより4-4
色付け途中のタルボサウルス

ちなみに豆知識としまして、化石の色というのはその生物そのものの色というわけではなく、化石が埋まっていた周囲の地層やその成分に左右されています。少し難しい話になりますが、例えば地層の中に「マンガン」という成分が多いと化石は黒く、「鉄分」が多いと茶色くなる傾向がありますので、色付けの際の参考にしていただければと思います。


ここまで2回に分けて全4種のぬりえを紹介してきました。
ちょっと本格的にリアルに仕上げるもよし、自由に好きな色で塗りつぶすのもよし、いろんな模様や物を描き込んでみるのもよし、とさまざまな楽しみ方ができますので、ぜひぬりえに挑戦してみてくださいね!
資料館たより4-5
御所浦白亜紀資料館スタッフです。
第3回となる今回の白亜紀資料館だよりで紹介する自宅で楽しめる遊びは、先日白亜紀資料館HP内にて配信を開始した「オリジナルぬりえ」になります。
この白亜紀資料館オリジナルぬりえは全4種類で、ラインナップは

・てらのくん(化石発掘ver.)
・アマクサゴショウラムカシウオ(ぬりえ用復元イラスト)
・ティラノサウルス(ぬりえ用復元イラスト)
・タルボサウルス(頭の骨)
資料館たより3-1

以上となっています。
この全4種のオリジナルぬりえを、今回と次回更新の2回に分けて皆様にご紹介したいと思っています。
オリジナルぬりえは白亜紀資料館のHP内よりダウンロードして、ご自宅のプリンターから打ち出してご利用ください。


今回はこれら全4種のうち「てらのくん」と「アマクサゴショウラムカシウオ」の2つについて、資料館スタッフが実際に塗ってみた作例とともに簡単にご紹介していきます。


まず最初にご紹介するのは「てらのくん(化石発掘ver.)」です。
資料館たより3-2

てらのくんをご存じない方のために軽くご説明させていただくと、てらのくんは御所浦オリジナルのゆるキャラで、ティラノサウルスがモデルになっています。
基本となるノーマルてらのくんに加え、漁師の格好をしていたり、海上タクシーの船長さんをしていたり、様々なバリエーションが存在していて、いろんなてらのくんを眺めるているだけで癒されますね。
ちなみに今回は一番白亜紀資料館らしい「化石発掘ver.」をぬりえに採用いたしました。

資料館たより3-3
実際のイラストに忠実に塗っただけではなく、ちょっとしたオリジナリティも付け足されていまして、てらのくんの左に描かれているアンモナイトの化石は下絵には存在せず、描き足されたものになります。
このてらのくん左側のスペースは下絵ではわざと空白にしていますので、この作例のように自分の好きな化石やモノを描いてみたり、そのまま余白として空けておいてもらったり、自由にご利用ください。


今回はもう一つのぬりえ「アマクサゴショウラムカシウオ」もご紹介いたします。
資料館たより3-4

まずこの「アマクサゴショウラムカシウオ」という生き物について簡単にご説明させていただきますと、御所浦の白亜紀後期(約8500万年前)の地層から発見された新属新種の魚の化石で、この種類のものはアジアから初めての発見になり、大変貴重な化石です。
その産状や形態にも分類上重要な特徴が多く、同じ仲間の化石の研究に大きな貢献を果たすことが期待されます。

作例は現実の魚を参考に色付けをしたものになります。
資料館たより3-5
ちなみに、アマクサゴショウラムカシウオの生きてた時の体の色は、実はよくわかっていません。アマクサゴショウラムカシウオは非常に大きな生物の分類ではアロワナの仲間になりますので、それに近い色合いだったかもしれませんが、実際には全く違う色だった可能性も高いため、「どんな色だったのかな?」と想像し、自由な色彩、模様で塗っていただくのがいいかと思います。



さて、今回は全4種類のぬりえのうち2種類をご紹介いたしました。
残りの2つに関しては、また次回ご紹介させていただきますのでお楽しみに!
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