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御所浦白亜紀資料館スタッフです。
第3回となる今回の白亜紀資料館だよりで紹介する自宅で楽しめる遊びは、先日白亜紀資料館HP内にて配信を開始した「オリジナルぬりえ」になります。
この白亜紀資料館オリジナルぬりえは全4種類で、ラインナップは

・てらのくん(化石発掘ver.)
・アマクサゴショウラムカシウオ(ぬりえ用復元イラスト)
・ティラノサウルス(ぬりえ用復元イラスト)
・タルボサウルス(頭の骨)
資料館たより3-1

以上となっています。
この全4種のオリジナルぬりえを、今回と次回更新の2回に分けて皆様にご紹介したいと思っています。
オリジナルぬりえは白亜紀資料館のHP内よりダウンロードして、ご自宅のプリンターから打ち出してご利用ください。


今回はこれら全4種のうち「てらのくん」と「アマクサゴショウラムカシウオ」の2つについて、資料館スタッフが実際に塗ってみた作例とともに簡単にご紹介していきます。


まず最初にご紹介するのは「てらのくん(化石発掘ver.)」です。
資料館たより3-2

てらのくんをご存じない方のために軽くご説明させていただくと、てらのくんは御所浦オリジナルのゆるキャラで、ティラノサウルスがモデルになっています。
基本となるノーマルてらのくんに加え、漁師の格好をしていたり、海上タクシーの船長さんをしていたり、様々なバリエーションが存在していて、いろんなてらのくんを眺めるているだけで癒されますね。
ちなみに今回は一番白亜紀資料館らしい「化石発掘ver.」をぬりえに採用いたしました。

資料館たより3-3
実際のイラストに忠実に塗っただけではなく、ちょっとしたオリジナリティも付け足されていまして、てらのくんの左に描かれているアンモナイトの化石は下絵には存在せず、描き足されたものになります。
このてらのくん左側のスペースは下絵ではわざと空白にしていますので、この作例のように自分の好きな化石やモノを描いてみたり、そのまま余白として空けておいてもらったり、自由にご利用ください。


今回はもう一つのぬりえ「アマクサゴショウラムカシウオ」もご紹介いたします。
資料館たより3-4

まずこの「アマクサゴショウラムカシウオ」という生き物について簡単にご説明させていただきますと、御所浦の白亜紀後期(約8500万年前)の地層から発見された新属新種の魚の化石で、この種類のものはアジアから初めての発見になり、大変貴重な化石です。
その産状や形態にも分類上重要な特徴が多く、同じ仲間の化石の研究に大きな貢献を果たすことが期待されます。

作例は現実の魚を参考に色付けをしたものになります。
資料館たより3-5
ちなみに、アマクサゴショウラムカシウオの生きてた時の体の色は、実はよくわかっていません。アマクサゴショウラムカシウオは非常に大きな生物の分類ではアロワナの仲間になりますので、それに近い色合いだったかもしれませんが、実際には全く違う色だった可能性も高いため、「どんな色だったのかな?」と想像し、自由な色彩、模様で塗っていただくのがいいかと思います。



さて、今回は全4種類のぬりえのうち2種類をご紹介いたしました。
残りの2つに関しては、また次回ご紹介させていただきますのでお楽しみに!
白亜紀資料館スタッフです。
今回の御所浦白亜紀資料館だよりでは、前回お伝えしたように自宅でもできる遊び体験、その第2弾をお伝えしていきます!

第2弾でご紹介するのはこちら、「1/40スケール アンモナイト館ペーパークラフト」になります。
こちらのペーパークラフトは、前回の紙相撲と同様に白亜紀資料館のHPからダウンロードしてご利用いただけます。
資料館たより2-1

それではさっそく組み立てと紹介に移りましょう!
…と思ったのですが、その前にそもそも「アンモナイト館ってなぁに?」と疑問に思われた方のために、まずはアンモナイト館という建物そのもののご紹介から参りたいと思います。

アンモナイト館は、御所浦町の牧島という島にある小さな博物館で、八角形の外壁にとんがった帽子のような形の屋根が載っているユニークな形状の建物です。
資料館たより2-2

扉を開けて中に入ると、何やら台座のようなものがあり、その上に木箱のようなものが乗っています。奥には白いベンチもあります。
資料館たより2-3

この木箱の蓋を開けて中を覗くと…な、なんと中にはアンモナイトが展示されています!
資料館たより2-4
このアンモナイトは約8500万年前の深い海に生息していた「ユーパキディスカス」という種類のもので、殻の直径は約60㎝もあり、九州で見つかっているアンモナイトの中では最大のものです。
ちなみに、化石の隣にCDが落ちているのはゴミが紛れ込んでいるからではなく、アンモナイトの大きさを比較するスケールのために設置しています。

このように、アンモナイト館とはその名の通り、地層に埋まったままのアンモナイトを展示してある建物のことでした。


さて、アンモナイト館そのものの紹介が終わったところで今回の主題であるペーパークラフトに話を戻したいと思います。このペーパークラフトは先ほど紹介したアンモナイト館を約1/40のスケールで精密に再現したものになります。

まずは簡単に作り方のご説明からさせていただきます。かなり細かい作業になり、また時間もかかりますが、根気よく頑張りましょう!


所要時間:約1時間 対象年齢:小学校高学年~
必要なもの:カッター、カッターマット、定規、のり(木工用ボンドがオススメ)、つまようじなど先の細い棒

白亜紀資料館HPよりペーパークラフトのデータをダウンロードして厚手の紙に印刷します。
 ※その際「アンモナイト館の組み立て解説書」も一緒に印刷しておくと組み立てがわかりやすくなります
②カッターやハサミでパーツを切り出し、説明に従いしっかりと折り目をつけていきます。定規があるとパーツの切り出しがしやすく便利です。山折り、谷折り、切れ込み、切り抜きなど少し複雑ですが、じっくりと確実にこなしていきましょう。
 ※刃物を使った作業になりますのでケガをしないよう十分気を付けてください
③のりしろに液体のりや木工ボンドをつけ、貼り合わせていきます。この際、ボンドやのりを一度紙に出し、針やつまようじなど先の細いもので塗り付けるようにすると作業しやすくなります。
 ※パーツの組み立てがよくわからないときは解説書や実際の建物の画像を参考にしながら組み立ててください。
④全体を組み立てて、完成!!

どうでしょうか?
アンモナイト館の特徴であるガラス張りの八角形の形状や、とんがった帽子のような屋根の形状がよく再現できていると思います。
資料館たより2-5

また、扉を開けてのぞき込むと、建物の中に四角い台座(のぞき窓)や奥にベンチがあるのが確認できるかと思います。
資料館たより2-6

さらに、切り抜いた屋根から屋内をのぞき込むと…アンモナイトが展示されているのが確認できると思います。
化石の隣のCDもしっかり再現されていますね。
資料館たより2-7

アンモナイト館の外に設置されてる立て看板もちゃんと再現されています。
資料館たより2-8
よく見ると看板の盤面の文章もキッチリ印字されていますので、(印刷の設定やプリンターの種類にもよりますが)虫眼鏡などで拡大してみると実際と同じ内容の文章を読むこともできます。ぜひ確認してみてくださいね。

そして最後に、ちょっとマニアックなこだわりの紹介です。アンモナイト館本体の背面に描かれているこの白くて四角い部品…なんだと思われますか?
実はこれ、実際の写真と見比べていただくとわかるのですが、電気のメーターなんです。
資料館たより2-9

このように細部までこだわって設計されたアンモナイト館のペーパークラフト、ぜひお手に取って眺めて楽しんでみてください。
また、現在の新型コロナウイルスの流行が収まりましたら、本物のアンモナイト館にもぜひお越しください。


それではこれで今回の御所浦白亜紀資料館だよりを終わりにさせていただきます。
次回もまた別の自宅で体験できる遊びをご紹介いたしますのでお楽しみに。
御所浦白亜紀資料館スタッフです。
先日お知らせしたように、現在新型コロナウイルス拡散防止のため当館は5/6まで休館しています。
また、全国的に外出自粛要請も出され、学校なども休校したりしています。

そんな皆様のために少しでもお役に立ちたいと考え、当資料館では自宅でも楽しめる体験をこの休館期間中に何回かに分け配信したいと思います。
初回である今回は、現在白亜紀資料館のHPですでに配布を行っている「きょうりゅうトントンかみずもう」をご紹介します。
資料館たより1

この「きょうりゅうトントンかみずもう」は、自分でコマと土俵を組み立てて遊ぶ体験になっています。
紙相撲の組み立て方を以下に簡単に説明します。

①まず資料館のHPから紙相撲のデータをダウンロードし、ご自宅のプリンターで印刷します。
 ※印刷の際、少し厚手の紙に印刷した方が遊びやすくなります
②印刷した紙から土俵と恐竜力士のコマをハサミやカッターでそれぞれ切り出します。
 ※刃物を使っての作業になりますのでケガには十分注意してください。
③力士のコマは点線で山折りします。土俵は点線で山折りした後、のりしろをのりや木工用ボンドで接着、もしくはセロハンテープなどで固定してください。
④完成!!

それでは次は恐竜力士たちのコマの紹介をしていきたいと思います。

まずはみなさんご存じ、最も有名な肉食恐竜「ティラノサウルス」です。
その力強い巨体で相手力士を押し出しましょう!
資料館たより2


次に、これまた最も有名な植物食恐竜の「トリケラトプス」です。
ティラノサウルスと同じ白亜紀の終わりごろに生息していた恐竜です。
資料館たより3
ちなみに最近では草食恐竜のことを「植物食恐竜」と言い換えるのが主流になっています。
皆さんも今度から「植物食恐竜」と呼ぶようにするとちょっと専門家っぽいですよ!


次に紹介するのは「プレシオサウルス」です。首長竜と呼ばれる海にすんでいた爬虫類の仲間で、
恐竜ではないのですが、今回は恐竜力士として参戦しました。
資料館たより4


最後に紹介するのは「アンモナイト」です。
アンモナイトも恐竜の仲間ではありませんが、恐竜と同じ時代にすんでいた生き物ということで参戦しています。
資料館たより5
ちなみに、首長竜の胃の中からアンモナイトの化石の一部が発見されているので、アンモナイトは首長竜に食べられていたという説もあります。天敵の首長竜に紙相撲で勝利することはできるのか?


これで恐竜力士の紹介はおしまいですが、実はもう一つだけ、真っ白なコマが残っています。
真っ白なコマは自由記入コマになっていまして、自分の好きな絵、例えば別の恐竜や、自分自身の絵などを描いて勝負に使用することができます。これは私の描いた恐竜です。強そうでしょう?
資料館たより6


これで力士は揃いました。あとは先ほど作った土俵の上に向かい合わせて、「はっけよ~い、のこった!」の合図でいい感じにトントンして相手を押し出したり倒したりして楽しんでみてください。
資料館たより7


それでは、これで今回の自宅でもできる体験の紹介を終わります。
また次回は白亜紀資料館の提供する別の体験をご紹介しますので、楽しみにお待ちください。
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